罪悪感ざいあくかん 社会的、道徳的に非難されるべきことを犯したという意識ないしは感情。 こうした意識・感情がおきると自尊心を失い、罪滅ぼしをしようという気持ちがおきる。 自分を無価値なものとみなす傾向のことをもいう。 byコトバンク
罪悪感ってポッと芽生るもの?
よくある例だと、『ダイエットは明日から』
ダイエットしよう!と決めたけど、あなたの大好きなものをすすめられる。『心の中の天使と悪魔が葛藤する。。』
誘惑が目の前に。だってだって!大好きなんだもん!!神様が私を試しているんだわ〜。
本当にあと3kg痩せたいんです!でもでも〜、これを食べて励みにして明日から頑張ります!!
決めた自分への裏切り
この場合、悪魔の勝利ですよね。約束を破るような悪いことをしたんです。
裏切ったから、罰を受けても仕方がないよね。
こんな小さな小さな罪悪感。
たかが、1日やれなかっただけ、小さな約束を破っただけ。
決意の向こう側
この人を仮に甘子さんと名付けましょう。
甘いものに目がなくて、甘いものの誘惑に負けてしまうんです。
甘子さんは、自分で稼げるようになると最初のお給料で大好きな甘いものをドーンと大人買いしてそれはそれは幸せでした。
甘い誘惑。
甘さは後を引きます。また欲しくなるのです。麻薬のように。
毎月のお給料日のご褒美にしていたこのsweets dayも2週間隔、10日間隔、毎週…そうして毎日の一口チョコレートと姿を変えていきました。
ちょっとだからいいよね。。。
こんなことを続けていると、甘子さんは体調不良に悩まされ始めました。
疲れやすくなり、頭痛持ちになり、吹き出物が出たり、風邪をひきやすくなったり
体型にも変化が見え始め、シュッと引き締まった自慢のBodyは影を潜めてきました。
着れる洋服が少なくなってきた。。こんな思いからダイエットを決意したのです。
約束を破るということ
甘子さんは、初日から自分の決めたことを守ることができませんでした。
そうして、翌日もちょっとならいいよね。と恒例の一口チョコを止めることができませんでした。
こうして小さな小さなとっても小さな罪悪感を溜めていきます。
守れないことで、自分自身に嘘をつくことになってしましますね。
ところで甘子さん、会社ではちゃんとお仕事もしています。
タスク管理もしっかりしていて、期限もちゃんと守って自分の仕事をこなしています。
しかし、薮流(やぶる)さんという、期限を守らない先輩がいていつもギリギリに大変な思いをすることになります。
甘子さんは、藪流先輩と一緒に仕事をするといつも振り回されてばかりなので本当に嫌いです。
「私はちゃんとやってるのに、こんなに振り回されるのは藪流先輩のせいよ。いつか悪いことが起こるわよ。」とイライラしてしまいます。
塵のような罪悪感も積もれば山となる
さて、こうしてやってるんだかやってないんだかよくわからないダイエットを続けている甘子さん。
お客様のもとへ行くために明後日はスーツ着用するように指示がありました。
ところが、体がひとまわり大きくなってしまったようでサイズが合いません。
『今日は仕事をサッサと終わらせて、帰りにスーツを買いに行こう』朝からサクサクと仕事を片付けていきます。
夕方近くになり、上司から先日提出した資料の直しが戻ってきました。
「明日の資料だからなんとしてでも今日中に終わらせるように。」
甘子さんの今日の計画は台無しです。
藪流先輩も今日は不在で手伝ってもらえそうにありません。
結局、尼子さんがこの資料をやり終えたのは19:30急いでデパートに行き一番最初に目についたものでサイズの合うものを買って帰ることになりました。
別にこれが欲しかったわけじゃないのに。。。
罪と罰というルール
不運な甘子さん。
よくあるようなお話に感じるかも知れませんが、小さな罪悪感が大きなできことになってしまうというお話です。
悪いことしている意識があるので、罰を受けても仕方がない。と感じます。
相手を責めているから、自分も責められると感じること。
意地悪をしたから、仕返しされるだろうと感じること。
なんかと似ているルールです。
ルールは小さなことでも当てはまります。
このお話のケースでは
「決めたことをちゃんと守らない。」
「やったりやらなかったり流動的でどっちつかず。」
この結果が
・周りにいる振り回す人、約束を守らない人に困らせる
・望んでもいない無駄なお金を使うことになる
他にも
「好きなことだけする。」
「我慢や忍耐ができない。」
などもあるでしょう。
自分で決めたルールに従わない場合は、マインド警備隊にお仕置きをされるような出来事が起きます。
甘子さんのダイエットを叶える解決策は?
甘子さんの一番の目的ってなんでしょうか?
洋服が着れなくなってしまったことですよね。
では、原因を考えてみましょう
自由になるお金が増えて、これまで買えなかったsweetsを爆買いし爆食いしたことです。
両親の元にいた時は、ちゃんと食事をして、その後でsweetsを家族で一緒に楽しんでいたんです。
・甘いものを食事代わりにし爆食いした弊害
・一緒に食べる人がいなくなり、一人で爆食いしている弊害
・味わわないで食べる進めるので「もっともっと」という欲が出る
・親が充分に与えてくれなくて我慢させられた。という怒りの感情が湧いてくる
これらを解決すればよさそうですね。
・甘いものを食事代わりにし爆食いした弊害
└食事をちゃんとする。
・一緒に食べる人がいなくなり、一人で爆食いしている弊害
└食事の代わりにsweetsを食べない。
・味わわないで食べる進めるので「もっともっと」という欲が出る
└sweetsは一日ひとつだけ。よく味わって食べる。味わうためにSNSにsweets投稿することにしました。
・親が充分に与えてくれなくて我慢させられた。という怒りの感情が湧いてくる
└甘子さんの大好きなsweets。どうして我慢させられたと感じたかを考えてみた。
└甘子さんがsweets好きになったきっかけを考えてみた。
└父や母が好きな味、兄弟姉妹が好きな味はどんなだったろうかを思い出してみた
└家族で一緒に食べたsweetsの思い出を書き出してみることにした。
└どんなsweetsだったのか?価格やお店のことを調べることにした。
└成長期の体を考えてくれて、栄養のあるものを食べさせてくれ、好き嫌いを減らしてくれる工夫をいつもしてくれていた。
甘子さんの罪悪感の種。「充分に与えられず我慢させられた。」この気持ちに寄り添うことがスタートです。