働く女性が増えている
25歳〜39歳の女性の就業率が初めて80%を超えたそうです。
その背景について、少しまとめてみました。
なぜ、”働きたい!”と思うのか?
働くことが、当たり前の男性からすれば、女性がはたらくことに深い理由があるとは思わないのかもしれませんね。
とあるWEBアンケートの調査(参考ハルメク 生きかた上手研究所、株式会社キャリア・マム)によると、
現在、働いている理由(複数回答)の上位は以下だそうです。
女性にだって、はたらく理由はちゃんとある!
- 56.8% 社会と繋がりを持ちたいから
- 47.5% 現在の生活のためにお金が必要だから
- 45.0% 生活にメリハリをつけたいから
- 41.6% 自分で自由になるお金が欲しいから
- 38.8% 将来のために貯蓄したいから
- 37.0% 自分の知識・能力を発揮したいから
- 34.2% 仕事が好きだから
複数回答の調査になるため、お金や生活のための理由ではなく、それ以外の青いラインを引いた理由をピックアップします。
社会とのつながり
家族のような小さな社会単位にしか属していないと、外部とのつながりは希薄になります。
仕事を通じ、社会とのつながりを持ち、自身の価値観や考え方をブラッシュアップしながら、
時代に取り残されないようリアルを体験できます。
生活のメリハリ
仕事と家庭、プライベートを分ける。
外部の人との関係、家族との関係を区別することで、個としての存在意義も見出せますよね。
知識・能力の発揮
同じ環境にいると、新しいチャレンジ、ルーティーンワークばかりになりがちで
知識は古くなり、能力は劣化していきます。
仕事となると、新しいことを覚えたり、未経験なことを任されたりします。
仕事が好き
達成感を味わいながら、働くことの楽しさを知っている人
積極的に、自分から何かを学ぶのが好きな人は、好き!と言えるのではないでしょうか。
労働政策の結果だけではない!
高度経済成長期の日本は、景気は安定し上向きさらにはバブル経済まで成長をしました。
戦後は女性は働かなくても、夫の稼ぎだけで生活ができ中流階級が増加する傾向となりました。
バブル崩壊後は、働く女性が自分で生活ができ、仕事のチャンスも増えたことから未婚女性の増加、夫の稼ぎだけではこれまでのような暮らしができないため、家計の不足を補うために共働きをする夫婦も増えました。
働き手の不足と女性活躍
女性がはたらく理由の多くは、「お金のこと」「お金以外のこと」に分けられるが
女性の社会進出によって、男性とはまた別の能力を期待もされている。
女性は、寄り添い、優しさ、柔軟性、要領の良さ、褒め上手 など
男性は、論理的、手本を示す、決断力がある、意思がしっかりしている など
現代社会では、LGBTQ・多様性の受け入れが求められ、昭和的な厳しさはハラスメントとされ、全般的に通用しないことが多くなっている。
女性的な感覚を活かしながら、仕事として活躍できる機会がさらに増えていくと感じる。
働く女性が感じる課題、悩み、不満
- 女性と男性の仕事の内容の差、給与の違い
- 20代からのキャリアプラン
- 結婚と出産
やはり、男女の違いで課題と感じること。この先の未来には仕事か結婚・出産か。キャリアを積んでチャレンジしてみたいこと。が女性のライフプランにおいて大きな選択なのだと感じる。
どちらかを選択すると、どちらかを諦めなくてはならない。ように感じる。
一番大きな課題は、出産と子育て。
仕事が面白くなってきた時期に、間が空いてしまうことで生じるキャリアへの大きな壁。
子を持てる嬉しさと幸福感、仕事への喪失感のギャップは心身のギャップを埋められず
自分の存在価値までも否定してしまうほどに落ち込んでしまうものなのかもしれません。
順風満帆に、仕事でチャンレンジをし結果を出してきた方ならば尚更です。
はたらく女性のこころとからだとライフスタイルの変化
あなたの存在価値は、どこでもちゃんとあります。
新しい経験をすることで、仕事や職場では経験できない能力がまた身につけられます。
子育ては思い通りにならないことがとても多いですが、
子の成長を、親として考えた時にグッと我慢できる気持ちが育ったり、
眠れなく、体調が悪い時に最低限どんなことができるかを試行錯誤したり、
なんでもワンオペでこなさなくとも、弱い自分を受け入れて、家族を頼りにしてみたり、
できないことはできない。と、強くなくても愛されることを知る機会があったりもします。
未来をあきらめるのではない
仕事も子育ても、自信を成長させるプロセスはたくさんあります。
遠回りするような気持ちもあるでしょうが、
仕事も、子育ても、同じ経験をすることは二度とない。と思って
悔いのないように、ひとつ、ひとつをやり切ることがとても大切です。